何のために勉強するの?
それは、私たちが、幸せに生きていくためです。

どのような状況でも、生き抜いて、しかも幸せになるための力を身につけることが、勉強の目的です。
人類がいままでに蓄えてきた知識・知恵を身に付け、あるいはそういうものの存在を知り、それら全てを使って使って使いまくって幸せな人生を創り上げていくのです。

だから、学校、塾、クラブ・・で習うことはぜんぶ吸収しちゃうぞ!ぐらいの勢いでガンバッちゃいましょう。
逆に、これは将来役に立ちそうとか立たないみたいとか言って、ガンバる教科とそうでない教科を、適当に決めてしまうのはやめたほうがいいですよ。

子供のころよく言われて、あまり好きなフレーズではないのですが、「これから何が役に立つかわからないのだから、どんな教科でもいっしょうけんめい勉強しなさい」というのが、今になって振り返ってみるとけっこう当たっているのです。

未来は誰にも予想がつかないのです。本当にやりたい事が見つかったとき・・、いやそれ以前のやりたい事を見つけるときにも、自分のあらゆる種類の能力をいっぱい使わないとならないのです。

私(会長)の体験ですが、むかしこの算・数・学ゲームのようなアクティブコンテンツ(=パソコンで見る作品)に出会いました。「こういうのを作ってみたい!!!!!」と強烈に思ったのです。
ありがたいことに、小さいときから理科と算数さらに音楽が好きで、さらに大学に入ってコンピュータが好きになり、ずっと努力して勉強して(ウソ・・本当はいじくりまわして遊んで)いたので、この世界に入る時ずいぶんと助かりました。

昔むかし私が子供のころなんて、算数とお絵描きと音楽がコンピュータというモノによって結びついて、一つの作品になるとは誰も予想していませんでした。

今学校をはじめとして色々なところで習っていることを全て身に着けたとしても、その一つ一つが将来のあなたの収入と直接結びつくとは限りません。また教養や趣味とつながって豊かに生きていくために役立つかどうかわかりません。

だからと言って、何も学ばないまま生きていけば、やがてどうにもならない状態におちいってしまうことだけは確かなことです。

学んで自分を作り上げていくのです。どんな環境にあっても自分の生活を切り開き、幸せをつかみ取るためのたくましい自分を創っていきましょう。

幸せに生きるとはどういうこと?
@自分のやりたい事、大好きな事を仕事にする。A自分の力が最大限に発揮できる場を手に入れる。B自分のやっていることが少しでも人の役に立つ。

@ABが同時に達成できれば、もう最高に幸せです。有名な スポーツ選手、アーティスト、経営者がテレビなんかで、「○○を楽しんでます」ってよく言ってますよね。

○○は試合や演奏や仕事だったりするわけですが、その人の立場になって考えてみると、楽しむなんて言ってていいの?コレって失敗すると(負けると)かなりヤバイ状況になっちゃうんじゃないの?と言いたくなるような、かなり危機的な状況での発言だったりするわけですが、本人は、むしろいきいきしていて、さらにキリッとしていてカッコ良く、ほんとに楽しそうです。

こういうのは、まさにこの最高に幸せモードなんです。日本でやってりゃいいのに、世界にはばたいちゃうから、苦労するし、みじめっぽくなっちゃうし・・なんて、いうのはこちらの勝手な思い込み。

実はこの人たちは、この幸せモードで喜びをかみしめていたのですね。

べつに、一流プロだけの話ではないのだよ!
@、A、Bはどれか一つでも、実現できれば、とても幸せです。身近な人たちでも、幸せモードの人はけっこういるはずです。

仕事とは限りません、趣味やボランティアの世界でも同じことが言えます。幸せな人生に感謝しながら、毎日いきいきと生活している人はいませんか?あなたの近くにいませんか?

そんな人が身近にいてくれると、よいお手本になってとてもたすかります。よくさがしてみてください。
これからどうしていけばいいの?
年齢、立場、今の状況…いっさい関係なく、私たちがやることはただ一つ「やりたいことを見つける」。言い換えると「目標を定める」ことです。あとは、その目標を達成するための課題をはっきりさせて、一つ一つ突破していけばいいのです。

ハァ?って感じですか?
「やりたい事を見つけるのが大変なんだゾ」って声も聞こえてきそうです。じっと考え込んでいても、自分の好きなこと、一生かけてやりたいことは思い浮かばないかもしれません。

まず、自分の一生かけてやりたいことの種を探しましょう。

学校でいろいろなものを勉強しているうちに、クラブやサークル活動でいろいろなことを体験しているうちに、うれしいと感じること、ヤッタネーと思えること。
あるいは、好きでたまらない、いつもやってしまう事を自分の中でしっかり自覚し大切にしましょう。そしてどうして自分はそのことがうれしいのか?好きなのか?よく考えてみることです。

自分の本質の部分と共鳴するものは、けっこう「好き」という感情であったり、「喜び」や「感動」として、自分に響くものです。
これが、一生かけてやりたいことの「種」だったりします。だから、自分の心に生まれる気持ちを見逃さないで、よく見つめてください。これは、自分探しであり、自分と対話することです。

私(会長)の場合好きなことというのは次のようなものでした。音楽を「聴く」「演奏する」、他にも「コンピュータのプログラミング」、「新しい仕組みを考え出すこと」、「人を笑わせること」。
最初に選んだ仕事はコンピュータのプログラムを作ることでした。内容は、会社の業務で使う在庫の管理や経理でした。
コンピュータ世界の変化につれて、インターネットゲームのようなアクティブコンテンツがネットに載せられるようになり、このアクティブコンテンツ制作を私の仕事にしました。まさに私の好きなこと全てが、今の仕事に結びついたのです。

ただし次のことだけは気をつけてください。いくら自分は楽しくても、そのことが他の人を傷つけること、悲しませること、あるいは人を人間として扱わないようなことではないか?

あるいは、単に快楽を追い求めるだけのもの、自分自身を傷つけたり、自分をダメにしていくようなものではないのか?・・

とても大切なことです。自分でちゃんと判断し、このようなことに、はまり込まないように、ひきずり込まれないように気をつけてください。

大きな目標はこまかく分けよう。
日々やることがはっきりしていないと何の役にもたちません
人生の目標=大目標、今年の目標=中目標、今月の目標=小目標、明日の目標=スケジュール。

日々やることをスケジュールというかたちではっきりさせてそれを実行していかないと、人生の目標なんて言ってもいつまでもそこにたどりつけないまま一生が終わってしまいます。

少し具体的に言うと「将来の目標」がはっきり見えても、このままほっておいてはダメです。この目標にたどりつくための中間の目標をはっきりさせていくことがとても重要ということです。

上の例えで説明しましょう。
「自分は、将来インターネットで、コンテンツを作る仕事をするんだ」という将来の目標がはっきりしました。そうしたらその目標に近づくためにやらなければならない事を一つ一つ考えて中間目標をはっきりさせなければなりません。

まず思い浮かぶのは「パソコンを習う」こと。「インターネットホームページの作り方」を学ぶことです。

さらに調べてみると次のような技術が必要であることが分かります。「プログラミングができること」「プログラミングに関連して算数・数学があつかえる」「コンピュータで絵が描ける」「音楽が作れる」「アニメーションが作れる」。

製作の企画がしたいのなら「脚本が書ける」「説明や解説の文章が書ける」「英語が読める、書ける」・・ 

中間目標は山のようにあります。これらの中間目標を、あせらずじっくり、あるいは一時期に集中してやっつけていくのです。
山登りのようなものです。登りはじめる前に下から山のてっぺんを見上げているうちは、ウッソーって感じですが、一歩ずつ登って行って休憩する時ふと下を見おろしたら「ワーこんなに登ったんだ」と、景色の美しさと自分のやってきたことに感動します。

このような、自分の力、能力、知識、技術を向上させる努力は、あなたにとってプラスになることがあっても、マイナスになること、じゃまになることは絶対にありません。

もし途中で、別の目標を目指したくなっても、いままでに身に着けた能力を土台にしながら、新しい目標に向かってさらに、前進できるのです。

今は大目標に到達するためには、中間目標をはっきりさせましょうという話でした。この中間目標もかなり大きなテーマです。だからさらに中間目標の中間目標もしっかり見きわめましょう。こういう作業を目標をこまかく分けると言います。

それでは、どこまで細かく分ければいいのでしょうか?それは、今日自分は何をやり、明日は何をなればいいのかがはっきりわかる日々のスケジュールになるまでです。

上の例で「インターネットの作り方を学ぶ」の場合、本を見ながら自分で学ぶのであれば、今日は2ページから3ページを読もう、明日は4ページから6ページを読もうというふうに具体的な行動を決めていけばよいのです。

とりあえず、どうすれば、いいの?

話がどんどん広がってしまいましたが、自分が幸せに生きていくために勉強が大切だということは何となくわかってもらえましたか?

そのようなわけで私たちがやるべきことは、とにかくどんな手を使っても、学ぶことを楽しむこと。学ぶことが楽しく感じるように工夫することです。

分かるようになればしめたものです。分かる→おもしろい→学習する→分かる→おもしろい・・の幸せの無限ループに入れます。

そうなれば、たとえ逆風であっても体いっぱいにうけとめて、満面の笑みを浮かべて大空高く舞い上がるあなたを止めることは、もう誰にもできないのです。

算数・数学はどうすればよいの?簡単にはできないよ!
算数・数学がだんだん、「にがて」になってしまう理由に、「一人で勉強していても、分かるようにならない」ということをよく聞きます。その理由は3つあります。

理由1
算数・数学は、前に習った知識を土台にして、その上に次の知識を積み上げていくタイプの教科です。

分からないままにしておいたところがあると、その後に習うことが分からなくなってしまいます。ちょうどブロックを積み上げていく作業と同じです、一段目のブロックをしっかり並べていないのに、二段目、三段目のブロックを積もうとしているようなもので、積んでも積んでもくずれてしまいます。

しかも自分では、「どこが分からないのか」「どこがいけないのか」が分からないのです。

理由2
算数・数学はあなたにとって、新しい「ものの考え方」であり、またあなたにとって「問題を解決する道具」なのです。

誰でも新しいものを理解し、自由自在に使いこなせるようになるには、簡単な基礎練習を何回も繰り返すことが必要です。

これはスポーツの基礎トレーニングと似ています。毎日素振りを何百回と繰り返したり、パスの練習を何時間も続けたり、このような単調な反復練習はとても大切なのですが、にがてな人は多いようです。

理由3
前にできたことでも常に練習していないと、ヘタになったり、できなくなってしまうこともあります。

これも、スポーツとよく似ています。筆算なんかは良い例です。やりかたを理解するだけでなく、より速く、より正確にできるようにトレーニングが必要ですし、その速さや正確さを維持するためのトレーニングも必要になります。
算・数・学ゲームって何?
算数・数学を楽しんでもらえるように、また好きになってもらうきっかけになるためにこのホームページを立ち上げました。

もう算数・数学が苦手になることはありません。

みなさんのご意見・ご感想を栄養にしながら今後も無限に進化していきます。ご期待ください。



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